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BLACK TORCH ネタバレ全話|第1話〜第6話あらすじと原作解説【各話まとめ】

※本記事はTVアニメ『BLACK TORCH』の各話ネタバレ・あらすじをまとめる母艦記事です。放送済みの回のみを扱い、放送開始後に第1話から順次追記していきます。原作漫画(全5巻)に基づく展開解説を含みますが、先の巻の重大なネタバレは節度を持って抑えています。未確定・未判明の情報は「未判明」と明記し、推測での断定はしていません。

2026年7月4日(土)よりTOKYO MXほかで放送がスタートしたTVアニメ『BLACK TORCH』。原作はタカキツヨシが集英社『ジャンプSQ.』および『少年ジャンプ+』で連載した全5巻の同名漫画で、アニメーション制作はCGアニメを得意とする100studioが担当します。動物と話せる忍者の末裔・我妻弐郎(わがつま じろう)が、傷ついた黒猫の姿をした伝説の物ノ怪・羅睺(ラゴウ)と出会い、彼と「同化」してしまうところから物語は動き出します。本記事では、放送された各話のあらすじと見どころ、原作のどのあたりの展開かを、放送のたびに追記していきます。

目次

『BLACK TORCH』作品情報(放送・スタッフ)

項目 情報
作品名 BLACK TORCH(ブラックトーチ)
原作 タカキツヨシ(集英社『ジャンプSQ.』『少年ジャンプ+』/全5巻)
放送局・枠 TOKYO MX ほか 毎週土曜22:00〜
放送開始 2026年7月4日(土)
監督 馬引圭
シリーズ構成・脚本 市川十億衛門
キャラクターデザイン 鈴木豪
音楽 やまだ豊
アニメーション制作 100studio
オープニングテーマ SiM「FREEZE ME UP」
エンディングテーマ I Don’t Like Mondays.「Groooovy」
話数構成 未判明(2026年7月時点)

原作は全5巻・全19話で完結している作品で、作者自身が連載期間の都合による早期の締めくくりであったことに言及していますが、物語としては一つの区切りがつく形にまとめられています。そのため、アニメが原作の全編をどこまで描くのか(1クール完結か、独自の再構成を挟むか)は、放送の進行に合わせて確認していく必要があります。ここは未判明として、確定情報のみを各話に反映します。

主要キャスト・キャラクター

我妻弐郎(CV:鈴木崚汰)|動物と話せる忍者の末裔

本作の主人公。祖父・那智に忍者として育てられた高校生で、「動物と会話できる」という特異な力を持ちます。ある日、裏の林でボロボロに傷ついた黒猫を助けたことが、彼の運命を大きく変えることになります。まっすぐで面倒見のよい性格が、物ノ怪という異質な存在との関わりの中でどう「覚悟」へと変わっていくかが物語の核です。

羅睺/ラゴウ(CV:上田燿司)|「黒き凶星」と呼ばれた伝説の物ノ怪

弐郎が助けた黒猫の正体。悠久の時を生きる物ノ怪であり、かつて「黒き凶星」と呼ばれた伝説的な存在です。弐郎と「同化」することになり、以降は彼の力の源であると同時に、物語の緊張を生む中心となります。飄々とした語り口の裏に底知れない力を秘めており、その力を狙う者たちが次々と現れます。

鬼子母神一華(CV:千本木彩花)

物語に関わる女性キャラクター。詳細な立ち位置は放送の進行に合わせて追記します。

桐原零司(CV:榎木淳弥)

弐郎たちと関わる人物。役割の詳細は各話で判明次第まとめます。

その他のキャスト

司場涼介(CV:諏訪部順一)、宇佐美花(CV:上田麗奈)、天鬼(CV:森川智之)、咬牙(CV:岡本信彦)ら、実力派声優が脇を固めます。各キャラクターの詳しい立ち位置・弐郎との関係は、登場回で順次補足します。

あらすじ|忍者の末裔と伝説の物ノ怪、そして「公儀隠密局」

忍者の末裔として祖父に育てられ、動物と話す力を持つ高校生・我妻弐郎。ある日、彼は森の中で傷つき倒れていた黒猫・羅睺を助けます。ただの黒猫に見えたその正体は、かつて「黒き凶星」と呼ばれた伝説の物ノ怪でした。羅睺の強大な力を利用しようと忍び寄る物ノ怪の影、そして物ノ怪の監視と排除を担う国家の秘密組織「公儀隠密局」の介入──。羅睺の力を巡って様々な思惑が渦巻く中、弐郎と羅睺が示す「覚悟」とは何か。都会を舞台に、人と物ノ怪の異色バディが繰り広げるアクション・バトルファンタジーです。

各話ネタバレ

第1話「未来は俺等の手の中」(2026年7月4日放送)

第1話は原作漫画の冒頭、弐郎と羅睺の出会いを描く導入回です。忍者の末裔・我妻弐郎は、祖父・那智の教えに従って生活する中、裏の林でボロボロになっている一匹の黒猫を見つけて助けます。動物と話せる弐郎にとって、傷ついた動物を放っておけないのは自然なことでした。ところが、その黒猫はみるみるうちに回復し、悠久の時を生きる物ノ怪・羅睺(ラゴウ)だと名乗ります。

羅睺は「黒き凶星」の異名を持つ伝説の物ノ怪であり、その力を狙う別の物ノ怪の影が弐郎たちに忍び寄ります。さらに、物ノ怪の監視・排除を任務とする国の秘密組織「公儀隠密局」の存在も示され、羅睺の力を巡る大きな争いの構図が提示されます。窮地の中で弐郎と羅睺が下す選択──「同化」という形で二人が結びつくことが、第1話のクライマックスとなり、以降の物語全体の起点となります。タイトル「未来は俺等の手の中」が示す通り、自分たちの行く末を自分たちの手で選び取る、という本作のテーマがここで打ち出されます。

原作との対応:第1巻の序盤、弐郎と羅睺の出会い〜同化までのエピソードに相当すると見られます。細部の演出・カット構成でアニメ独自の調整がある可能性はありますが、大筋は原作の導入を踏襲した内容です。

第2話「The Choice Is Yours」(2026年7月11日放送)

第2話は、第1話で羅睺と「同化」した弐郎に、その代償と選択が突きつけられる回です。目覚めた弐郎がいたのは病室でした。そして彼は、物ノ怪を監視・排除する国家の秘密組織「公儀隠密局」の監視対象となっていることを知らされます。作中の描写によれば、羅睺はかつてこの隠密局によって長らく封印されていた存在であり、その羅睺と同化してしまった弐郎は、隠密局から重大な問題として扱われることになります。

弐郎に告げられるのは、羅睺と同化した「責任」を問われ、社会的には「失踪者として処理される」という厳しい現実です。第1話で自らの意思で羅睺と結びつくことを選んだ弐郎ですが、その選択が日常の喪失という具体的な代償を伴うことが、この第2話で明確になります。エピソードタイトル「The Choice Is Yours(選ぶのは君だ)」が示す通り、弐郎はここで、後戻りのできない立場を受け止め、この先どう生きるかを改めて選び取ることを迫られます。組織の思惑・羅睺の過去・弐郎の覚悟が交差する、物語の土台を固める重要回です。

放送後には、非クレジット版のエンディング映像も公式で公開されています。作品世界に組織という「敵か味方か判然としない大きな存在」が本格的に絡み始めたことで、単純な物ノ怪バトルにとどまらない政治的な緊張感が生まれてきました。

原作との対応:同化の直後に公儀隠密局が弐郎の身柄・処遇を巡って動き出す展開は、原作第1巻の中盤に相当すると見られます。隠密局と羅睺の因縁(過去の封印)が語られることで、以降の対立軸が敷かれます。原作の先の巻で明かされる詳細な背景については、ここでは深追いせず、放送で描かれた範囲に絞って記載します。原作でこの後どう転がるかの核心部分は未放送のため、本記事では現時点で「未判明」とします。

第3話「WHAT’S MY NAME?」(2026年7月18日放送)

第3話は、公儀隠密局の「保護対象」となった弐郎が、羅睺とともに隠密局へと護送される道中を描く回です。護衛として弐郎に付くのは、新たに登場する隠密の名家・桐原家の跡継ぎ、鬼子母神一華(CV:千本木彩花)。相伝の戦闘技法「桐原流斬術」の使い手で、物ノ怪の監視・排除を任務とする隠密局に配属された若き隊員です。ただし彼女は物ノ怪そのものを強く嫌っており、物ノ怪・羅睺と同化した弐郎に対しても最初から冷ややかな態度を崩しません。護送用トラックの車内では、羅睺の飄々とした挑発も相まって、一華と弐郎・羅睺のあいだで一触即発の緊張が走ります。

そのさなか、護送トラックが何者かの襲撃を受けます。襲ってきたのは複数の物ノ怪。作中の描写では、片方は大きく硬い身体でゆっくりと迫るタイプ、もう片方は素早い動きで撹乱するタイプという、性質の異なる二体で、連携して隊列を狙ってきます。一華は二刀の桐原流斬術で応戦し、素早い方の物ノ怪を斬り伏せますが、二体がかりの連携を前に苦戦を強いられます。手枷(拘束具)で力を封じられていた弐郎は、襲撃の衝撃でトラックから投げ出され、この窮地の中で一華に拘束を解いてもらうことになります。

拘束を解かれた弐郎は羅睺の力を借り、黒い煙のような力をまとって、大きく硬い方の物ノ怪へと一撃を叩き込みます。同化した二人の「バディ」としての戦いが、本格的なバトルの形で初めて描かれるのがこの第3話です。エピソードタイトル「WHAT’S MY NAME?(俺の名前は?)」が示唆する通り、弐郎と羅睺が“何者であるか”──ただの監視対象ではなく、戦う力を持つ存在であること──を、一華をはじめとする隠密局に対して示していく回になっています。物ノ怪を嫌っていた一華の弐郎たちへの見方にも、この共闘を経て変化の兆しが生まれます。

原作との対応:本話は原作漫画第1巻・第3話「What’s My Name?」に相当すると見られます。原作では、この護送中の襲撃と撃退のあと、司場(しば)が率いる物ノ怪対策の新部隊「黒の灯火(ブラックトーチ)」の結成が示され、弐郎たちが組織へ組み込まれていく流れへと接続します。アニメでこの新部隊の描写がどこまで第3話に含まれるか、司場涼介(CV:諏訪部順一)ら他メンバーの本格登場が次話以降にずれ込むかは、放送で描かれた範囲に基づき確認が必要です。現時点で未確定の細部は「未判明」とし、確定した内容のみを反映しています。

第4話「たりないふたり」(2026年7月25日放送)

第4話は、物ノ怪対策の秘密部隊「黒の灯火(ブラックトーチ)」に組み込まれつつある弐郎が、新たな隊員との決闘(模擬戦)に臨む回です。弐郎の相手を務めるのは、隠密の名家・桐原家の跡継ぎであり、相伝の戦闘技法「桐原流斬術」の使い手である新メンバー・桐原零司(CV:榎木淳弥)。冷静沈着で腕の立つ隠密局側の実力者であり、物ノ怪と同化した“得体の知れない”弐郎に対して、隠密局の一員として厳しい目を向ける立ち位置のキャラクターです。

この決闘を提案したのは、部隊を束ねる司場涼介(CV:諏訪部順一)。作中の描写によれば、司場の狙いは私怨や見せしめではなく、弐郎が隠密局にとってどれほど重要な存在になり得るか、その適性を測る「適性検査」にあります。羅睺と同化した弐郎の力が本物なのか、部隊の戦力として組み込む価値があるのか──それを、桐原流斬術の使い手である零司との実戦を通じて見極めようという意図です。エピソードタイトル「たりないふたり(足りない二人)」は、まだ噛み合っていない弐郎と羅睺の“バディ”としての未熟さ、あるいは何かが欠けている二人という含みを持たせたタイトルと受け取れます。

公開されているあらすじによれば、零司の洗練された剣技を前に弐郎は圧倒されます。第3話で護送中の物ノ怪を退けたとはいえ、羅睺との連携はまだ発展途上であり、桐原流斬術の使い手という“人間側の実力者”を相手にすると、力の使い方の甘さや二人の連係の粗さが露呈する構図です。それでも弐郎は退かず、圧倒されながらも零司へと立ち向かっていきます。この回は、物ノ怪同士のバトルではなく隠密局の実力者 対 弐郎&羅睺という構図を通じて、弐郎という主人公の「戦う覚悟」と、まだ足りていない“二人の噛み合い”を描き出す一戦になっています。

決闘の結末について:本記事執筆時点で、決闘が最終的にどのような決着を迎えるか(弐郎が零司を退けるのか、司場の適性検査がどう判定されるのか、零司の弐郎への評価がどう変化するのか)の確定した詳細は、公式のあらすじが「立ち向かう弐郎だが……」と結末をあえてぼかしていることもあり、放送内容の裏取りが取れる範囲に限って追記します。現時点で確定していない結末の細部については未判明とし、確定情報のみを反映します。

原作との対応:本話は、原作漫画(タカキツヨシ/ジャンプSQ.連載・全5巻)で「黒の灯火」部隊の面々が出そろい、弐郎が部隊の戦力として値踏みされていくくだりに相当すると見られます。桐原零司との対決を通じて弐郎の適性が測られる展開は、原作でも弐郎が組織に受け入れられていく過程の重要な一段です。アニメ独自のカット構成や演出の調整がある可能性はありますが、放送で描かれた範囲に絞って記載しています。原作のこの先の詳細な因縁や結末に踏み込む核心部分は未放送のため、本記事では現時点で「未判明」とします。

※キャラクター整理:桐原流斬術・桐原家に連なるのは本話で本格登場する桐原零司(CV:榎木淳弥)です。第3話で登場した隠密局の隊員・鬼子母神一華(CV:千本木彩花)とは別のキャラクターにあたります。

第5話「Young Gunz」(2026年8月1日放送)

第5話は、羅睺(ラゴウ)が封印されていた場所──『殺生石(キルストーン)』が眠る地下空間を舞台に、羅睺の力そのものを狙う新たな物ノ怪との戦いが本格化する回です。公式に公開されたあらすじによれば、この地下空間で弐郎(じろう)と零司(れいじ)の前に現れるのが、「咬牙(こうが)」と名乗る物ノ怪(CV:岡本信彦)。羅睺を手に入れることを目的として二人の前に立ちはだかり、そこから咬牙との戦闘が幕を開けます。

同じ時刻、地下空間の外側では、公儀隠密局・特務一課の隊員である久澄陶子(くすみ とうこ)時枝蛮十郎(ときえだ ばんじゅうろう)の二人が動いています。咬牙は地下空間を封じるように結界を張っており、久澄と時枝はその結界を突破しようと試みている、という「地下での戦闘」と「外での結界突破」の二層構成が第5話の骨格です。エピソードタイトル「Young Gunz(ヤング・ガンズ)」は、若き隊員たち・戦う若者たちを指すニュアンスと受け取れ、新たに前面へ出てくる特務一課の面々の動きが強調される回であることを示唆しています。

咬牙は、羅睺という強大な力を奪取しようとする“敵役”として登場しますが、力を持たない者に対しても分け隔てなく接するような一面も描かれるとされ、単純な悪役に収まらないキャラクター性がうかがえます。羅睺の「黒き凶星」としての力が、なぜこれほど多くの物ノ怪や組織に狙われるのか──その理由の一端が、殺生石という封印の地と咬牙の目的を通じて、より具体的に立ち上がってくる回になっています。

登場人物の整理:地下空間で咬牙と対峙するのは主人公・弐郎と、第4話で本格登場した桐原流斬術の使い手・桐原零司(CV:榎木淳弥)です。外で結界突破を担うのは特務一課の久澄陶子・時枝蛮十郎で、いずれも本話で存在感を増すキャラクターにあたります。第3話で登場した隠密局の隊員・鬼子母神一華(CV:千本木彩花)とはそれぞれ別のキャラクターですので、混同にご注意ください。

戦闘の結末について:本記事執筆時点(放送直後)で、咬牙との戦闘が最終的にどのような決着を迎えるか、久澄・時枝が結界の突破に成功するか、羅睺と殺生石の関係の核心がどこまで明かされるか、といった確定した詳細は、放送内容の裏取りが取れる範囲に限って追記します。現時点で確定していない結末の細部については未判明とし、公式あらすじ・確定情報のみを反映しています。

原作との対応:羅睺が封印されていた殺生石を巡り、咬牙が羅睺の力を狙って弐郎たちに襲いかかる展開は、原作漫画(タカキツヨシ/集英社『ジャンプSQ.』連載・全5巻)で描かれる、羅睺の力を巡る物ノ怪同士の抗争の系譜に連なるものと見られます。アニメ独自のカット構成や演出の調整がある可能性はありますが、放送で描かれた範囲に絞って記載しています。原作のこの先の詳細な因縁や結末に踏み込む核心部分は未放送のため、本記事では現時点で「未判明」とします。

※放送に関する注記:第5話は2026年8月1日(土)22:00よりTOKYO MXほかで放送されました。なお一部放送局(RKB毎日放送)では、同日のバレーボール中継の影響により最大120分程度の放送遅延の可能性がある旨が告知されていました。これは編成上の注意事項であり、本編の内容そのものには影響しません。視聴地域によって放送時間が前後する場合があるため、最新の放送スケジュールは各局・公式サイトでご確認ください。

第6話「Turn Up」(2026年8月8日放送)

第6話は、羅睺(ラゴウ)の力を狙う咬牙との戦いを経た弐郎たちが、物ノ怪側の協力者から「訓練」を課される回です。公式に公開されたあらすじによれば、弐郎・一華・零司の3人に試練を与えるのは、物ノ怪の芙蓉(ふよう/CV:大空直美)。課されるのは『妖術対抗訓練』で、内容は「幻影空間のような結界を破り、無事に出てくる」というものです。物ノ怪と戦う隠密局員にとって、力任せの斬撃だけでは突破できない“妖術”への対処法を身につけることが目的にあたります。

芙蓉というキャラクターについて:芙蓉は、少女のような見た目に反して齢500を超えるとされる物ノ怪です。人間に対して友好的で、物ノ怪の監視・排除を担う国家組織「公儀隠密局」とも敵対せず協調路線をとっており、妖術を駆使して特務二課の任務にしばしば協力する立場にあります。これまで本作に登場してきた物ノ怪が、羅睺のように「同化する相棒」か、咬牙のように「力を狙う敵」のどちらかだったのに対し、芙蓉は人間側に力を貸す第三の物ノ怪という位置づけです。物ノ怪=討伐対象という単純な構図ではないことが、この回でより具体的に示されます。

零司と一華──それぞれのトラウマ:公式あらすじは「心に抱えるトラウマを乗り越えるべく戦う零司と一華」と明記しており、幻影空間が単なる戦闘訓練ではなく、術者自身の内面を突いてくる仕掛けであることがわかります。原作漫画の設定では、鬼子母神一華(CV:千本木彩花)は隠密の名家・鬼子母神家の一人娘で、母親を物ノ怪に殺された過去を持ちます。第3話で彼女が物ノ怪をあれほど強く忌避していた理由が、ここで内面から掘り下げられる構図です。一方の桐原零司(CV:榎木淳弥)は隠密の名家・桐原家の跡継ぎで、原作では兄・桐原真司(CV:石川界人)および父との関係が彼の抱える影として描かれます。第4話で弐郎を圧倒した“完成された剣士”に見える零司が、幻影の中で何に足を止められるのか——ここが本話の情緒面の核です。ただし、アニメ第6話が二人の過去をどこまで具体的に映像化したか(回想の尺、真司の姿が出るか等)の詳細は、本記事執筆時点(放送直後)では確定情報が取れていないため未判明とします。

弐郎の前に現れた「巨大な謎の黒い物ノ怪」:公式あらすじの結びは、弐郎の前に巨大な謎の黒い物ノ怪が現れる、というところで切られています。零司と一華が「自分の過去」と向き合わされたのに対し、弐郎の幻影には自分の記憶ではないものが出てくる——つまり、幻影空間に映り込んでいるのは同化している羅睺の側の記憶ではないか、という読み方ができる引きになっています。原作漫画で同じ「妖術対抗訓練」の場面に対応するくだりでは、幻覚の世界で弐郎と羅睺が遭遇するのは物ノ怪・天鬼(あまぎ/CV:森川智之)であり、そこから羅睺の過去が語られていきます。アニメ第6話に登場した黒い物ノ怪が天鬼本人であると公式に明言されたわけではないため、本記事では断定を避け、原作の対応箇所では天鬼が現れるという事実の提示にとどめます(アニメ側での正体の確定は未判明)。

羅睺と殺生石、そして天鬼(原作での背景):第5話で舞台となった『殺生石(キルストーン)』が、なぜ羅睺の封印の地だったのか。原作漫画では、この訓練パートで江戸時代の回想が挟まれ、その答えの一端が示されます。原作の記述によれば、羅睺は享保15年ごろ、殺生石のある神社に住み着いており、村人(治郎兵衛)に懐かれるような穏やかな時間を過ごしていました。そこへ、幕府による物ノ怪狩りに対抗しようとする天鬼が現れ、羅睺に共闘を持ちかけます。しかし羅睺はこれを拒絶。天鬼は仲間を連れて村を襲撃し、羅睺は天鬼もろとも吹き飛ばしたうえで、自ら殺生石に封印された——という経緯が語られます。「黒き凶星」と恐れられた物ノ怪が、なぜ自分から封印されることを選んだのか。第1話から積み上げられてきた羅睺というキャラクターの底が、ここでようやく見え始めます。なお、アニメ第6話がこの回想をどこまで描いたか、どこで切ったかは放送内容の裏取りが取れる範囲に限られるため、確定していない部分は未判明とします。

サブタイトル「Turn Up」の含み:本作のサブタイトルは楽曲名を思わせる英語表記が続いています(第2話「The Choice Is Yours」、第3話「WHAT’S MY NAME?」、第5話「Young Gunz」)。「Turn Up」は「音量を上げる/盛り上げる」と「(不意に)現れる」の両義を持つ言い回しで、訓練で各自が出力を一段引き上げる回であると同時に、幻影の中に“何か”が現れる回でもある、という二重の読み取りができるタイトルです。

原作との対応:本話は、原作漫画(タカキツヨシ/集英社『ジャンプSQ.』『少年ジャンプ+』・全5巻)の第3巻にあたる部分の入り口に相当すると見られます。第3巻は原作の第8話〜第11話を収録し、その巻頭が「妖術対抗訓練の中で見せられた幻覚の世界で、ラゴウと弐郎が物ノ怪・天鬼と遭遇する」という展開です。つまりアニメは、第1話〜第5話でおよそ原作2巻分を消化し、第6話から3巻の内容に入った計算になります。全5巻の作品を1クールで映像化する場合の配分としては、おおむね原作準拠のペースといえます。なお第3巻には、訓練が終わったあとに街で起こる連続怪死事件のエピソードも含まれますが、これはアニメでは第7話以降に持ち越される見込みです(未放送のため本記事では扱いません)。

原作の結末について(重度のネタバレを避けた範囲で):原作『BLACK TORCH』は全5巻ですでに完結しています。物語は最終的に弐郎と天鬼の決着へと収束していく構成で、最終巻では港湾部に張られた結界の中での最終決戦が描かれます。つまり、第6話の幻影で示唆される天鬼という存在は、単発のゲスト敵ではなく最後まで物語の中心に居続ける相手だということです。アニメが原作の結末までを1クールで描き切るのか、独自の着地を用意するのかは現時点で未判明のため、確定情報が出た段階で追記します。具体的な決着の中身は、これから放送で観る方の体験を損なわないよう本記事では伏せます。

※放送に関する注記:第6話は2026年8月8日(土)22:00よりTOKYO MXで放送されました。サンテレビ・BS11は同日22:30、RKB毎日放送は26:30、北海道テレビ放送は26:35から。なおテレビ愛知は通常の毎週土曜25:55枠から、この週は編成の都合で26:25開始に変更されています。視聴地域によって放送時刻が前後するため、最新のスケジュールは各局および公式サイトでご確認ください。

第7話以降(放送後に追記)

第7話以降のあらすじ・ネタバレ・見どころは、放送されるたびにこのセクションへ追記していきます。決闘の決着や「黒の灯火」部隊の全貌、黒幕や物ノ怪同士の抗争、公儀隠密局の真意など、判明していない要素は都度「未判明」と明記し、確定した内容だけをまとめます。

『BLACK TORCH』を配信で観るなら

放送を見逃した回や、第1話から一気に追いたい場合は、各種配信サービスでのチェックがおすすめです。最新の配信状況は公式サイトで確認してください(配信ラインナップは変更される場合があります)。

まとめ|「選択」の物語として動き出したBLACK TORCH

第1話で弐郎と羅睺が「同化」を選び、第2話で公儀隠密局から失踪者扱いを突きつけられ、第3話で護送中の襲撃を退けて弐郎と羅睺の共闘が本格化する──『BLACK TORCH』は、派手な物ノ怪バトルの外側で「自分の未来を自分で選ぶ」というテーマを軸に据えて進んでいきます。原作は全5巻とコンパクトながら密度の高い作品で、アニメがそれをどう再構成し、どこまで描くかは現時点で未判明です。本記事は放送のたびに各話を追記していくので、最新話のネタバレ・見どころの確認にご活用ください。

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この記事を書いた人

毎クール十数本のアニメを追い、気になった作品は必ず原作(漫画・ラノベ・小説)を最新巻まで買って読み比べるのが習慣の原作ガイド書き手です。「アニメは原作の何巻まで描いた?」「続きはどの巻から読める?」「原作とどう違う?」に、実際に自分で読んだ巻数を根拠に最短ルートで答えます。ネタバレは必要な人だけが読めるよう段階的に示し、出所の不確かな画像・動画の転載は一切しません。公開情報には出典を添えています。

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