アニメ『無職転生』3期を見ていて、「ヒトガミは最後どうなるの?」「オルステッドは?」「ナナホシは元の世界に帰れる?」と、キャラの行く末が気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、原作者・理不尽な孫の手さんが「小説家になろう」で公開している原作Web版の本文と、出版社KADOKAWAの書籍紹介・Wikipediaをもとに、検索されることの多い8人の最後を、キャラごとにまとめました。書籍版(MFブックス・全26巻)はWeb版から加筆・修正されているため、細かな場面は書籍と違うことがあります。
| キャラ | どこで明かされるか |
|---|---|
| ヒトガミ | 最終巻(書籍26巻)/Web版 最終章 |
| オルステッド | 最終巻(書籍26巻)/Web版 最終章 |
| ナナホシ | Web版 第22章「ナナホシの行末」 |
| ギース | 最終巻(書籍26巻)/Web版 第23章 決戦編 |
| ルーデウス | 最終巻(書籍26巻)/Web版 最終章 |
| パウロ | 青少年期編(書籍7〜12巻) |
| シルフィ・ロキシー・エリス | 青少年期編〜青年期編(書籍7巻〜) |
表には結末を書いていません。ここから先の各キャラの見出しは、原作の重大なネタバレを含みます。
ヒトガミの最後はどうなる?(原作最終巻)
ヒトガミは死にません。遠い未来、オルステッドとルーデウスの子孫たちに敗れ、体をバラバラにされて力を封じられ、何もない白い世界で一人生かされ続けます。
ルーデウスとの直接の戦いでは、ヒトガミは最後まで倒されませんでした。最終決戦でヒトガミの使徒たちが敗れたあと、ヒトガミはルーデウスに手を出さなくなり、その後の約10年、妨害はぴたりと止まります。
決着がつくのは、ルーデウスの死の間際に見た夢の中です。老いたルーデウスが見たのは、手足を魔法陣で縫い止められ、鎖で縛られたヒトガミの姿でした。オルステッドと、ルーデウスの子孫と思われる人たちが力を合わせてヒトガミを封印していました。ヒトガミが死ぬと人の世界も滅ぶおそれがあるため、殺さずに封じたのです。
ヒトガミは「君の幸せは、僕の不幸せだ」と言い、ルーデウスに「嫌いだよ」と告げます。ルーデウスが家族と幸せに生き切ったことが、ヒトガミにとっての敗北だった、という結末です。
アニメは3期が2026年7月から放送中で、ヒトガミの結末は原作の最終盤(最終26巻)の話です。
オルステッドの最後はどうなる?(原作最終巻)
オルステッドはルーデウスより長く生き、ルーデウスの葬儀に参列します。そして遠い未来、ルーデウスの子孫たちと力を合わせて、ヒトガミの封印を果たします。
オルステッドは、ヒトガミを倒すまで甲龍暦330年から530年までの200年をくり返す「ループ」の中にいる龍神です(Wikipedia)。ルーデウスはオルステッドの配下になり、生涯をかけてヒトガミとの戦いの準備を手伝いました。
ルーデウスが見た最後の夢では、オルステッドは顔に大きな傷を負い、いつもの黒いヘルメットを外した姿で、仲間たちに囲まれていました。人に恐れられる呪いを持つはずのオルステッドに、周りの人たちが笑いかけていた、というのが印象的な場面です。
ルーデウスの死後に書かれたという設定の人物録では、表舞台にめったに出ないオルステッドが、葬儀に参列し、家族と一緒に最後までルーデウスを見送ったとされています。
ナナホシはどうなる?死亡する?元の世界に帰れる?
ナナホシは死にません。元の世界への帰還は失敗し、原因は未来にあると考えた彼女は、ペルギウスの配下の力で、ときどき目を覚ましながら眠りで未来を待つことにします。本編でも続編の蛇足編でも、彼女が帰れたかどうかは描かれません。
ナナホシ(七星静香)は、ルーデウスが前世でトラックから助けようとした高校生の1人で、この世界に召喚されたあと、元の世界に帰る方法をずっと研究してきました(Wikipedia)。
Web版の第22章「ナナホシの行末」で帰還の儀式に挑みますが、失敗します。ナナホシは「原因は未来にある」という仮説を立て、ペルギウスの配下『時間』のスケアコートの力で眠りにつきました。ペルギウスは、魔法陣を改良して彼女を帰すと約束しています。
その後ルーデウスは、「元の世界から友人が来たときの手がかりにしてほしい」というナナホシの考えを受けて、あえて彼女の名前『サイレント・セブンスター』を使って活動し、その名前を世界に広めていきます。
眠りについたあとも、ナナホシはずっと眠り続けるわけではありません。本編完結後を描く続編『蛇足編』(Web版)では、決まった日に目を覚まし、ルーデウスの家を訪ねたり、食事をしたりする姿が描かれています(第11話・第26話など)。ただし、蛇足編でも元の世界に帰る場面はなく、帰還の仮説どおりに戻れたのかは、はっきりとは描かれません。
【考察】ナナホシは元の世界に帰れる?
原作は答えを出していませんが、ナナホシの「原因は未来にある」という仮説は、エピローグで当たっていたことが分かります。帰還の鍵は、ルーデウスの死後の未来に残されたと考えられます。
※この項は、原作の事実をもとにした当サイトの考察です。原作で答えが示されているわけではありません。
根拠にした原作(Web版)の事実は次のとおりです。
- ナナホシは帰還に失敗し、「原因は未来にある」と考えて、時間を止める力で眠りについた(第237話)。その後もときどき目を覚ましている(蛇足編)
- ルーデウスは「元の世界から友人が来たときの手がかりに」というナナホシの考えで、彼女の名前を世界に広めた(第261話)
- ルーデウスが死の間際に見た夢では、オルステッドの仲間の中に、東洋系の少年や日本人らしい男性がいた(第260話)
- エピローグでは、ルーデウスの死から数年後に生まれる少女の力で、「ナナとクロと一緒に」いたはずの高校生・篠原秋人がこの世界に召喚される。そしてこの少女の力が、甲龍暦417年にナナホシが召喚された原因だったことが語られる(エピローグ「プロローグ・ゼロ」)
これらをつなげると、ナナホシの召喚は、未来で起きる篠原秋人の召喚に巻き込まれたものだった、と読めます。「原因は未来にある」という仮説は正しかったことになります。
そう考えると、ナナホシが眠りについたのは、原因が生まれる未来まで待つためだった、と考えられます。ルーデウスが「サイレント・セブンスター」の名前を広めたのも、未来に来る篠原秋人たちが彼女にたどり着くための目印だった、と読めます。ルーデウスが夢で見た東洋系の少年が篠原秋人なら、ナナホシの友人は未来でオルステッドの仲間になっている可能性があります。
ただし、ナナホシが未来で友人と再会できたのか、元の世界に帰れたのかは、本編でも蛇足編でも描かれていません。ナナホシの物語は、ルーデウスの死後の未来に続く「余白」として残されています。
ギースの裏切りと最後はどうなる?(原作最終巻)
ギースはヒトガミの使徒として、最終決戦でルーデウスたちの敵に回ります。そして決戦の中で命を落とします。
ギースは、パウロのかつての冒険者仲間で、魔大陸から帰る途中のルーデウスを助け、パウロとルーデウスの仲直りのきっかけも作った人物です(Wikipedia)。
しかし最終巻では、ヒトガミ最後の使徒・魔王バーディガーディとともに姿を現します(KADOKAWAの26巻紹介)。戦う力を持たないギースは、知恵と策でルーデウスたちを追い詰めますが、最後は敗れ、ルーデウスたちに看取られて亡くなります。ルーデウスは、かつての自分と重なるギースを憎みきれず、「強かったよ」と声をかけました。
ギースの遺体は、ルーデウスたちの手で荼毘に付されます。
ルーデウスの最後は?死亡する?子供は?(原作最終巻)
ルーデウスは74歳で、老衰のため自宅のベッドで眠るように亡くなります。3人の妻との間に6人の子供がいて、ひ孫にも囲まれた最期です。
ヒトガミとの最終決戦を生き延びたルーデウスは、その後も家族と暮らしながら、オルステッドの配下として、80年後に復活するとされるラプラスへの備えを続けました。
Web版の最終章には、ルーデウスの死後にまとめられたという設定の人物録があり、そこでは次のように書かれています。
- 甲龍暦407年に生まれ、甲龍暦481年に74歳で死去。死因は老衰
- 妻シルフィエットが死を発表し、葬儀には5000人が集まった
- 子供は、ルーシー・ララ・アルス・ジークハルト・リリ・クリスティーナの6人
死の間際、ルーデウスは夢の中でヒトガミの最後を見届け、目を覚ましたあと、シルフィたち家族に見守られて息を引き取ります。前世で何もできなかった34歳の男が、2度目の人生を最後まで本気で生き切った、というのが本作の結末です。書籍の最終26巻の紹介にも「ルーデウスの物語ここに完結!!」とあります。
パウロの死亡は何巻?どうして死ぬ?
パウロは、転移迷宮の最下層で迷宮の主からルーデウスをかばい、命を落とします。書籍では青少年期編(7〜12巻)の出来事です。
パウロは、転移事件で行方不明になった妻ゼニスを探して、ベガリット大陸の転移迷宮に挑みます。ルーデウスも合流して最下層にたどり着き、魔石に閉じ込められたゼニスを見つけますが、迷宮の主(マナタイトヒュドラ)の攻撃からルーデウスをかばってパウロは死亡します。助け出されたゼニスは、すべての記憶を失っていました(Wikipedia)。
父を失ったルーデウスは廃人のようになりますが、ロキシーに支えられて立ち直ります。この出来事が、ロキシーがルーデウスの2人目の妻になるきっかけです。
シルフィ・ロキシー・エリスの最後は?結婚と子供
3人ともルーデウスと結婚し、最後までルーデウスの妻として一緒に暮らします。ルーデウスの死を見届け、発表したのはシルフィでした。
| 妻 | 結婚 | その後 |
|---|---|---|
| シルフィエット | 1人目。ラノア魔法大学で正体を明かし、16歳のルーデウスと結婚 | 長女ルーシーが生まれる。ルーデウスの最期に付き添う |
| ロキシー | 2人目。パウロの死で落ち込んだルーデウスを支え、結婚 | 魔法大学の校長になり、無詠唱魔術の学習法を広める |
| エリス | 3人目。オルステッドとの戦いでルーデウスを救い、結婚 | 人物録では「剣王」と記され、最後までルーデウスの妻として暮らす |
結婚の順番と経緯はWikipediaのあらすじ、その後の姿はWeb版の人物録によります。
物語全体の流れと結末は
アニメ3期がどこまで描くか、原作の何巻から読めば続きになるか、物語全体の結末は、こちらの記事でネタバレの深さ別にまとめています。

出典:理不尽な孫の手『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』Web版(小説家になろう)第237話「ナナホシの行末」・第258話「ターニングポイント5」・第259話「戦いの終わり」・第260話「最後の夢」・第261話「34歳」・間話「アスラ王国人物録『ルーデウス・グレイラット』」・エピローグ「プロローグ・ゼロ」、『無職転生 – 蛇足編 -』Web版 第11話・第26話、KADOKAWA『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 26』作品紹介、Wikipedia「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」

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